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番所 健太

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番所 健太

屋根修理・雨漏り修理に携わり10年。現在金沢にある屋根・雨漏り修理業者、ホクリクルーフ代表取締役。雨漏り鑑定士の資格を保有。

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新築・築10年以内で雨漏りしたら?金沢で使える10年保証と瑕疵保険

築五年の家から雨漏りしました、というご相談をいただくことがあります。「新築なのに」と落胆されている方が多いのですが、じつは築浅の雨漏りはそれほど特別な話ではありません。

そして築浅には、築三十年の家にはない大きな武器があります。保証です。ここを使わずに、自費で修理業者を探してしまう方がいらっしゃるので、順番をお伝えしておきたいと思います。

Q. 新築でも雨漏りするんですか

します。原因は経年劣化ではなく、施工の納まりです。

屋根と壁の取り合い、ベランダの立ち上がり、サッシまわりの防水シートの重ね方、バルコニーの排水まわり。こうした「部材と部材がぶつかる場所」は、図面通りに作ってもわずかな判断のずれが出ます。そのずれが、数年後に水の通り道になる。

金沢の場合、そこに気候が乗ります。冬型の横殴りの雨と、屋根に残る雪。太平洋側の想定で作られた納まりが、金沢の条件では持たないことがある。これは施工者の腕というより、この土地の条件を織り込んでいるかどうかの差です。

築浅の雨漏りは、劣化ではなく初期不良として扱われる。この認識が、次の話につながります。

Q. まずどこに連絡すればいいですか

建てた会社です。工務店でもハウスメーカーでも、まずそこへ連絡してください。

理由は二つあります。ひとつは、住宅の構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分について、引き渡しから十年間の瑕疵担保責任が法律で定められているからです。屋根、外壁、開口部まわりの防水は、この「雨水の浸入を防ぐ部分」に含まれます。

もうひとつは、建てた会社は自分が作った納まりを知っているからです。図面もあれば、どの職人が入ったかも分かる。第三者が一から探すより、原因にたどり着くのが早いことが多い。

連絡するときは、症状の写真と、いつから、どんな天気のときに出るかをまとめて伝えてください。口頭より記録が残る形、メールや書面のほうがあとで役に立ちます。

Q. 建てた会社が潰れていたらどうなりますか

そのために、住宅瑕疵担保責任保険があります。

二〇〇九年十月以降に引き渡された新築住宅には、事業者に保険加入か供託が義務づけられています。引き渡しのときに「保険付保証明書」という書類を受け取っているはずなので、それを探してみてください。

この保険は、事業者が倒産している場合、住宅の所有者が保険法人に直接請求できます。対象は構造耐力上主要な部分と雨水の浸入を防ぐ部分、期間は引き渡しから十年です。

書類が見つからない場合でも、どの保険法人だったかが分かれば照会できます。建てた会社の名前と引き渡し時期が分かれば、住宅瑕疵担保責任保険協会の窓口で相談できます。

Q. 十年を過ぎていたら、もう無理ですか

法律上の十年は過ぎていますが、諦める前に二つ確認してください。

ひとつは、住宅会社独自の長期保証です。二十年、三十年といった保証をうたっている会社は多く、その場合は所定の有償メンテナンスを受けていることが条件になっていることが一般的です。契約書と保証書を確認してみてください。

もうひとつは、その雨漏りが本当に経年劣化かどうかです。明らかな施工不良が原因であれば、十年を過ぎていても不法行為として争える余地があります。ただ、これは法律の領域なので、私からは「弁護士や住宅紛争処理支援センターに相談する道もあります」とお伝えするまでです。

現実的な選択として、十二年、十三年で症状が出たなら、自費で直したほうが早く安く済むことも多い。金額と手間を天秤にかけて判断されるのがいいと思います。

Q. 屋根屋に頼むとしたら、どういう関わり方になりますか

私たちのところにも、築浅のご相談は来ます。ただ、いきなり工事を請けることはしていません。

まず状況を伺って、保証の期間内であれば「建てた会社に連絡してください」とお伝えします。そのほうがお客様の負担が少ないからです。そこで先方が動いてくれない、あるいは原因が分からないと言われた、という段階になってから、調査としてお受けします。

このとき私たちがやるのは、雨漏りの原因を第三者の立場で特定して、書面と写真で残すことです。散水試験の記録があれば、建てた会社との話し合いの材料になります。原因が特定できていれば、先方も対応せざるを得なくなる。調査だけで工事はそちらで、という形でも構いません。

金沢市弥生の築七年のお宅で、こういう関わり方をしたことがあります。ベランダの立ち上がりとサッシの取り合いから入っていて、施工時の防水シートの重ねが逆になっていました。散水で再現した写真を添えて報告書をお出ししたところ、建てた工務店の負担で直ったと後日ご連絡をいただきました。調査費は数万円で、工事はこちらでは請けていません。

正直なところ、屋根屋としては工事を請けたほうが売上になります。ただ、保証で直せるものを自費で直させるのは筋が違うと思っています。築浅で雨漏りしたら、まず保証を確認する。そこからです。

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換気フード・配管まわりから雨漏りする?金沢で見落とされる貫通部の話

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【石川県金沢市】バルコニー雨漏り修理 S様邸

築浅の雨漏りで迷っている方へ

築十年以内の雨漏りは、まず建てた会社と保証の確認からです。それでも動かないときの第三者調査を、金沢市と近郊でお受けしています。散水試験の記録を書面でお渡しする形も可能ですので、工事はよそでという前提でも構いません。実際にどんな順序で見ていくかは、散水試験による雨漏り診断にまとめています。

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