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金沢で雨漏りしやすい原因とは?屋根・外壁・ベランダ別に解説

「うちの雨漏り、どこから入ってるんでしょうか?」――これは私たちが一年で一番多く受ける相談です。困ってご連絡いただいたお客様は、たいてい「屋根のここから」と当たりをつけてから電話してこられるんですが、実際に現場で点検すると、別の場所から入っていた、というケースが本当に多いです。
金沢で雨漏りが起きやすい場所は、屋根だけではありません。外壁、ベランダ、サッシまわり、雨樋――これら複数の部位が絡み合って、室内のシミとして表に出てきます。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市を拠点に屋根と雨漏りの修理を本職にしています。屋根と雨漏りの修理で10年、現場に立ってきた経験から、金沢の雨漏りで最初に疑うべきポイントを部位別にお話しします。
目次
金沢で雨漏りが起きやすい4つの背景

金沢で雨漏り相談が多いのは、地域特有の気候と住宅事情が重なっているからです。
まず気候の側面です。年間降水量が多く、屋根や外壁が雨水にさらされる時間が長い。冬は積雪が屋根に長時間とどまり、雪解け水が外壁とサッシまわりを伝います。さらに冬から春にかけて、横殴りの強風と日本海側特有の塩気を含んだ風が吹きます。
つぎに住宅の側面。金沢市内には築30〜50年の和瓦戸建てがまだ多く残っています。瓦のズレ、漆喰の劣化、棟板金の浮きが雨漏りの入口になっているお宅をよく拝見します。築20〜30年のスレート屋根は、板金まわりとコーキングの劣化が出てきている時期。築10〜20年のガルバリウムは比較的若いですが、屋根勾配の問題で雪解け水が滞留する例があります。
エリアごとにも傾向があります。山側(湯涌・浅野川上流・末町あたり)は積雪が深く、雪解け期の雨漏り相談が集中します。海側(金石・大野・畝田)は冬の塩気を含んだ横風で、棟板金と雪止め金具の傷みが早い。市街地寄り(東山・諸江・鳴和)は古い和瓦戸建てが多く、瓦と漆喰の劣化がそのまま雨漏りに直結します。
屋根まわりが原因の雨漏り

雨漏り原因のトップは、当然ですが屋根まわりです。私たちが対応する雨漏りの体感でおよそ6割が屋根を起点にしています。
代表的なのが棟板金の浮き。屋根の頂点をふさいでいる板金が、強風や経年で釘が抜けて浮き、そこから雨水が入るパターンです。築15年を超えたあたりから出てくる症状で、見た目には分かりにくいんですが、横風の日に集中して雨漏りするのが特徴です。
瓦のズレと割れも金沢では本当に多いです。地震や強風で瓦が動き、合わさり目に隙間ができて雨が入ります。築30年以上の和瓦戸建てでは、漆喰の劣化と合わせて、1〜2年に一度は点検しておくのがいいでしょう。
スレート屋根なら、コーキング切れと屋根材の浮きが代表的です。表面の塗膜が劣化しているところに横風で雨水が押し込まれます。
屋根から症状別に深掘りした記事があります。あわせてどうぞ。
外壁が原因の雨漏り
意外と多いのが、外壁からの雨漏りです。屋根を直しても雨漏りが止まらず、調べたら外壁の隙間から入っていた――こういうケースが体感で1〜2割あります。
主な侵入経路は、サイディング目地のコーキング切れ、外壁のクラック(ひび割れ)、出窓まわりの取り合い、サッシまわりのシーリング劣化です。築15年を超えたお宅では、ほぼ全てのコーキングが寿命を迎えていると考えていいです。
外壁の雨漏りは、横殴りの雨や強風の日にしか出ない、という特徴があります。屋根は問題ないと業者に言われたのに雨漏りが止まらない、という場合は外壁を疑ってください。
ベランダ・バルコニーが原因の雨漏り
2階のベランダ・バルコニーの下にある天井にシミが出ているなら、ベランダの防水層の劣化が疑われます。
ベランダは雨ざらしの面に防水処理(FRP防水・ウレタン防水・シート防水など)を施していますが、紫外線と気温差で10〜15年で劣化します。表面が白っぽくチョーキングしている、ひび割れがある、立ち上がりが剥がれているなら、防水のやり替え時期です。
ベランダの排水口(ドレン)の詰まりも雨漏りの一因です。落ち葉や砂が詰まって水が抜けず、ベランダの床上に水が溜まって、立ち上がり部分の隙間から染み込む、というパターンです。これは年1回の掃除で防げます。
ベランダ・外壁からの雨漏りについては、こちらの記事で詳しく扱っています。
サッシまわり・窓からの雨漏り
見落とされやすいのが、窓・サッシまわりからの雨漏りです。
サッシまわりのコーキングが切れていると、横殴りの雨で水が押し込まれ、壁の中を伝って下の階の天井まで届きます。築年数の経った住宅で、窓の下の壁紙が浮いている、サッシ枠の周辺にカビが出ている、という場合は窓まわりを疑ってください。
窓まわりの雨漏りの詳細はこちらです。
窓まわりから雨漏りする原因は?サッシ・外壁・コーキングの劣化を解説
雨樋の機能不全が招く雨漏り

雨樋そのものから雨漏りすることは少ないですが、雨樋が詰まったり壊れたりすると、外壁を伝う水量が増えて、結果的に外壁・サッシまわりの雨漏りを引き起こします。
落ち葉、苔、砂、屋根材の破片の詰まり、雪の重みで雨樋が外れる、勾配が狂って水が流れない――これらが金沢で特に多い症状です。
雨樋と雨漏りの関係は、こちらの記事で詳しくお話ししています。
雨樋の詰まり・破損は雨漏りの原因になる?金沢で多い事例と対策
複数の原因が絡む雨漏りは、専門家でないと特定が難しい
ここまで部位別に説明しましたが、実際の雨漏りは「屋根の棟板金が浮いていて、かつ外壁のコーキングも切れていて、雨樋も詰まっている」というように、複数の原因が同時に絡んでいる現場が多いです。
去年対応した金沢市東山の築35年の戸建てで、20年以上前に部分修理した形跡が3か所、別業者の手で残っていた現場がありました。屋根材は新しいのに、なぜか雨漏りが止まらない――結果、原因は隣接する外壁の見落とされたコーキング切れで、そこから入った水が屋根下地を伝って屋根材の下に回り込んでいたんです。
こういう複合要因は、雨漏り診断(散水試験・赤外線カメラ・天井裏点検)を組み合わせないと特定できません。屋根に上って屋根材だけ見て見積もる業者だと、原因の取りこぼしが起きがちです。
業者選びについては別の記事で詳しくお伝えしています。
金沢で雨漏り修理をどこに頼む?業者選びで失敗しないための確認ポイント
気になったら、まず屋根業者に総合的に見てもらう
「うちの雨漏り、どこから入ってるんだろう」と気になった段階で、専門の屋根業者に総合的に見てもらうのが、結局のところ一番早いです。屋根・外壁・ベランダ・サッシ・雨樋まで一通り点検して、原因を特定したうえで必要な修理範囲を提案できる業者を選んでください。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で、雨漏りの原因調査から本修理・再発防止までを通しで担当しています。「屋根なのか外壁なのかも分からない」段階のご相談で構いません。現場を見て、その場で原因の方向性をお伝えします。