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番所 健太

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番所 健太

屋根修理・雨漏り修理に携わり10年。現在金沢にある屋根・雨漏り修理業者、ホクリクルーフ代表取締役。雨漏り鑑定士の資格を保有。

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雪で雨樋が壊れたらどうする?金沢で多い歪み・外れ・破損の修理方法

雪に覆われた金沢市内の雨樋

「冬を越えたら、雨樋が外れていた」――金沢では毎春、必ずと言っていいほど受ける相談です。雪の重み、屋根からの落雪、つららの破壊力――冬の雨樋には、ほかの地域ではあまり起こらない負荷がかかります。

私たちおうち修理の窓口は、金沢市を拠点に屋根・雨樋まわりの修理を本職にしています。屋根と雨漏りの修理で10年、現場で雪害の雨樋を毎年見てきた立場から、典型的な症状と修理方法をお話しします。

雪で雨樋が壊れる、4つの典型パターン

雪が積もった金沢の住宅の屋根

金沢で雪害の雨樋を見てきて、症状はだいたい次の4つに集約されます。

ひとつめは、屋根からの落雪の直撃。屋根に積もった雪が一気に滑り落ちて、雨樋を上から直撃します。樋本体が下方向に押し下げられて、金具から外れる、樋がへの字に折れる、最悪は地面まで落下する、というパターンです。雪止め金具がきちんと機能していないお宅で特に多いです。

ふたつめは、雪の重みでの歪み。雨樋の中に雪が溜まったまま凍結すると、樋本体が雪の重みで湾曲します。何度も凍結・融解を繰り返すうちに、樋の真ん中がたるんで勾配が崩れたり、支持金具との接合部がゆるんだりします。

みっつめは、つららの破壊。軒先のつららが落ちる勢いで、雨樋が割れる・継ぎ目が外れる症状です。築年数の経った塩ビ樋は、寒さでもろくなっているので、つららの一撃で割れることがあります。

よっつめは、雪止め金具の連動破損。屋根に取り付けられた雪止め金具が雪の荷重で折れて、その金具が屋根を滑り落ちる際に雨樋を直撃する、という連鎖反応です。雪止めが折れているお宅では、ほぼ確実に雨樋にもダメージが及びます。

2024年1月の寒波後、海側のお宅で起きていたこと

雪止め金具と屋根の雪

2024年1月の寒波と大雪のあと、私たちには雪害関連の相談が普段の4倍以上入りました。特に印象に残っているのが、海側のお宅で受けた一連の現場です。

海側は冬の塩気を含んだ横風で、もともと雨樋の支持金具が腐食しやすい地域です。そこに記録的な積雪が重なって、雨樋脱落の相談が同時期に7件入った週がありました。すべて2階の屋根の雨樋で、雪止め金具と雨樋が同時に外れているケースが多かったです。

うち1件は、雨樋が脱落したまま3週間放置されていて、屋根から落ちる雨水が外壁を伝い、サッシまわりのコーキング切れから雨漏りが始まっていました。雨樋の修理+外壁コーキングの打ち直しで対応しました。雨樋を最初に直していれば、外壁工事は不要だったケースです。

雪害の雨樋、修理パターンと費用の目安

雪害の雨樋修理は、被害の範囲で工事が変わります。

軽微な歪み(凹みやたるみ)なら、支持金具の交換と樋の調整で、5万〜15万円程度。継ぎ目の外れや短い区間の交換なら、10万〜25万円程度。1面(屋根の片側1スパン分)の全交換になると、20万〜40万円程度です。複数面の交換、または雪止め金具との同時修理になると、それぞれ加算されます。

足場が必要な高さ(2階以上)の場合は、別途15万〜25万円ほど見ておいてください。雪止め金具の交換、屋根材の補修と同時に行うと、足場代を1回でまとめられて総額が下がります。

火災保険の風災・雪災に該当する可能性もありますが、これは経年劣化との切り分けが必要で、必ず適用されるとは限りません。保険適用については、こちらの記事で詳しく扱っています。
雨漏り修理は火災保険が使える?金沢で確認すべきケースと注意点

雪害の雨樋は「雪が解けた直後」が点検タイミング

雪害の雨樋は、雪が完全に解けた3〜4月のタイミングで点検するのが一番効率的です。雪が残っている段階だと、樋の状態が雪に隠れて見えないし、雪が解けかけの段階だと、まだ追加でダメージが入る可能性があります。

雪が解けた段階で、外周りを一周して、次のような変化がないかを地上から目視で確認してください。

  • 雨樋が傾いている、波打っている、たるんでいる
  • 軒先から雨樋が外れて垂れ下がっている
  • 雨樋の継ぎ目が外れている、ずれている
  • 地面に雨樋の破片や金具が落ちている
  • 屋根の雪止め金具が折れている、外れている

ご自身で屋根や脚立に上る必要はありません。地上から見るだけで気づける範囲です。一つでも気になる箇所があれば、屋根業者に連絡してください。

雪害の雨樋は、放置すると次の冬で悪化する

雪害の雨樋を「次の冬までもう一年使えるかな」と先送りすると、次の冬の積雪で確実に悪化します。一度ダメージが入った雨樋は、次の積雪に耐えられないことがほとんどです。

軽微な歪みだったものが、次の冬の雪の重みで完全に脱落、その下の外壁を伝う水で雨漏り発生――こういうパターンを、私たちは毎春のように見ています。雪が解けた直後の3〜4月に対処しておけば、次の冬を安心して迎えられます。

雪のあとの雨漏り全般については、こちらもあわせてどうぞ。
雪のあとに雨漏りが増えるのはなぜ?金沢・石川で多い冬の屋根トラブル

雨樋まわりの費用と業者選びは、こちらにまとめています。
金沢で雨樋修理を頼むなら?費用相場・部分修理・交換の判断基準

金沢で雪害の雨樋が気になったら

「雪が解けたら雨樋が外れていた」「樋が変形している気がする」――こうしたタイミングのご相談で構いません。私たちおうち修理の窓口では、金沢市と近郊で、雪害の雨樋点検・修理・交換を行っています。次の冬までに、しっかり直しておきましょう。

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