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屋根修理を安くしたい人へ|相見積もり・部分補修・時期の選び方

去年の秋口だったと思います。小松市にお住まいの築31年の戸建てにお住まいの方から、「屋根を直したいけれど、まとまったお金が用意できない。安く済ませる方法はないか」というご相談をいただきました。
電話口の声から、あちこちの業者に見積もりを取っては金額に驚いて、途方に暮れておられる様子が伝わってきました。
皆さんの中にも、同じような気持ちで検索してこのページにたどり着いた方がいらっしゃると思います。
まず現地に上がって屋根を見せてもらったところ、傷んでいる場所はいくつかに分かれていました。
棟板金の釘が浮いて板金の端が反り始めている箇所、雪止め金具まわりのスレートに小さな割れ、そして南面の一部で塗膜が完全に痩せて色あせが進んでいる状態。
ご相談者の方は「全部いっぺんに直すといくらになるのか」と身構えておられましたが、私はそこで少し話の順番を変えました。
「全部直す」から入ると高くなる
屋根修理の金額が跳ね上がる一番の理由は、傷みの重さと関係なく一式でまとめて発注してしまうことにあります。
正直なところ、痛んでいる度合いは箇所ごとにまるで違います。
今すぐ雨水が入る入口になっている場所と、あと数年は様子を見ても大丈夫な場所を、同じ緊急度で扱う必要はありません。
小松市のこのお宅の場合、棟板金の浮きは放っておけば次の冬の横風で一気にめくれる恐れがありました。
海側ほどではないにせよ、小松も冬は風が強い土地です。
一方でスレートの色あせは、雨漏りに直結する段階ではありませんでした。
そこで私は、傷みを緊急度の順に並べ替えて、こう提案しました。
- 今年やるべき部分:棟板金の補修と、割れたスレートの差し替え・部分コーキング
- 数年後でよい部分:屋根全体の塗装や広い範囲の葺き替え
結果として、初年度は棟板金の補修とスレートの部分補修だけに絞り、費用は十数万円台で収まりました。
全面を一度に触っていたら、足場代だけで15〜25万円が別にかかり、総額は当社の目安でも数十万円規模になっていたはずです。予算を抑えたいときの段階施工は、我慢ではなく、お金の使いどころを選ぶ考え方だと思っています。
相見積もりは「金額」より「範囲」を見る
安くしたい方ほど相見積もりを取られますが、ここで一つ気をつけてほしいことがあります。
総額の数字だけを横に並べて一番安い一社を選ぶと、かえって損をすることがあるのです。
A社は棟板金だけの見積もり、B社は屋根全体の塗装込み、という具合に、そもそも直す範囲が揃っていないまま金額だけ比べても意味がありません。
私たちが対応した中では、見積書に「何を・どこまで・なぜ」直すのかが書かれているかどうかで、その業者の姿勢がだいたい分かります。安い見積もりの裏に、本当は今やるべき棟板金が抜けていた、というケースも見てきました。金額表を見るときは、まず作業範囲の欄を合わせてから比べる。これは大事なところです。
時期をずらすと費用は動く
屋根修理は頼む時期でも負担感が変わります。金沢や小松を含む北陸では、2月後半から3月にかけて雪解けの雨漏り相談が一気に増えます。この繁忙期は職人の手が埋まりやすく、急ぎの依頼ほど選択肢が狭まります。逆に、雪が降る前の秋や、梅雨明けの落ち着いた時期に前もって相談しておくと、こちらも段取りに余裕を持って動けます。
| 直したい内容 | 費用の目安(当社の場合) |
|---|---|
| スレート部分補修・コーキング | 3〜10万円台 |
| 棟板金の補修・交換 | 10〜30万円 |
| 足場の仮設(別途) | 15〜25万円 |
| 全面葺き替え | 100〜200万円超 |
足場が要る工事をいくつか抱えているなら、いっそ同じ足場のうちにまとめてしまった方が安くつく場合もあります。段階施工とまとめ工事、どちらが得かは屋根の状態次第で、そこを一緒に見極めるのが私たちの仕事だと思っています。結局のところ、今の屋根を正直に診てもらい、緊急度の順に予算を割り振るのが、屋根修理を無理なく安く収める一番早道です。
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「そろそろ屋根を見ておきたい」という段階のご相談で構いません。私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で屋根の点検から補修・葺き替えまで対応しています。まず屋根に上って状態を確かめ、選べる選択肢と費用を並べてお伝えします。
工法ごとにいくら違うかは屋根リフォームのページで確認できます。