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ガルバリウム屋根の費用はいくら?板厚と断熱材の有無で変わる金額
金沢で屋根を新しくするとき、いま最も選ばれているのがガルバリウム鋼板です。うちで手がける葺き替えとカバー工法も、8割方はこの材料になります。

ただ「ガルバリウム 屋根 費用」で検索して出てくる金額には、けっこう幅があります。その幅がどこから来ているのかを、板厚と断熱材の話から説明します。
同じ「ガルバリウム」でも中身が違う
ガルバリウム鋼板というのは、鋼板の表面にアルミと亜鉛のめっきをした素材の名前です。商品名ではありません。だから同じ名前で呼ばれていても、中身はかなり違います。
違いが出るのは主に3つです。
板厚。屋根用は0.27mmと0.35mmが主流です。0.35mmのほうが踏んだときの凹みに強く、雨音も少し静かになります。㎡単価で1,000円前後の差です。
断熱材の有無。裏に硬質ウレタンフォームが貼ってあるタイプがあります。断熱と遮音を兼ねるので、金沢のように夏の日射と冬の寒さが両方ある土地では効きます。ただし㎡単価は2,500〜3,000円上がります。
めっき層とグレード。近年はガルバリウムの上位版としてSGL(エスジーエル)という材料も出ています。マグネシウムを加えてさらに錆びにくくしたもので、㎡あたり500〜800円ほど高くなります。金沢の海沿い、内灘町やかほく市の現場では、こちらをお勧めすることが多いです。
カバー工法と葺き替え、金額はどれくらい違うか

屋根面積100㎡前後の二階建てで比べます。
| 工法 | 総額の目安 | 含まれるもの |
|---|---|---|
| カバー工法(0.27mm) | 85万〜120万円 | 足場・下地調整・防水シート・屋根材・板金 |
| カバー工法(断熱材付き) | 110万〜150万円 | 同上+断熱材一体型の屋根材 |
| 葺き替え(スレートから) | 120万〜180万円 | 撤去処分・野地板補修が加わる |
| 葺き替え(和瓦から) | 160万〜240万円 | 瓦の撤去処分費が大きい |
カバー工法が安いのは、既存の屋根を剥がさないぶん撤去費と処分費、野地板の張り替えが要らないからです。工期も4〜7日と、葺き替えの半分程度で終わります。
うちの板金工事は㎡あたり5,000円で出しています。屋根の形が単純で下地が健康な家なら、この単価に近いところで収まります。
金沢でガルバリウムを選ぶ理由は、実は雪です
軽さと錆びにくさが売り文句ですが、金沢の家にとっていちばん効くのは屋根が軽くなることだと思っています。
和瓦は㎡あたり45kg前後あります。ガルバリウムは5kg前後。屋根面積100㎡なら、4トン以上軽くなる計算です。
金沢は積雪が1mを超える年があります。その雪の重さが屋根に載るとき、屋根自体が4トン軽いというのは構造にとって大きな差です。能登の地震のあと、瓦から金属に替えたいというご相談が明らかに増えました。
もうひとつ、金属屋根は表面が滑らかなので雪が落ちやすい。これは利点でもあり、注意点でもあります。落雪の先に隣家や駐車場があるなら、雪止め金具を入れる必要があります。ここを見ずに葺き替えると、次の冬にトラブルになります。
金属にしないほうがいい家もあります
全部の家にお勧めしているわけではありません。
屋根の勾配が緩すぎる家は要注意です。金属屋根は種類ごとに使える最低勾配が決まっていて、それを下回ると雨水が逆流します。2寸を切るような緩勾配の屋根には、対応した工法を選ばないといけません。
景観の制約がある地域もあります。金沢は伝統的建造物群保存地区や、こまちなみ保存区域など、屋根の色や材料に決まりのあるエリアがあります。着工前に市の担当課に確認が要ります。
雨音がどうしても気になる方には、断熱材付きを勧めるか、そもそも別の材料を提案します。ここは実際に住んでみないと分からない部分なので、次の記事で詳しく書きます。
金沢でガルバリウム屋根をお考えの方へ
板厚も断熱材の有無も、家と予算を見てから決める話です。カタログだけで決めないほうがいいと思います。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で屋根に上がって状態を確かめてからご提案しています。現地調査とお見積もりは無料です。
工法ごとの単価は金沢の屋根リフォームのページで公開しています。