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屋根の葺き替え工事の価格|金沢で瓦・スレート・金属それぞれの実額と内訳
「屋根の葺き替え、いくらかかりますか」とお電話で聞かれることがあります。正直に言うと、電話では答えられません。

同じ30坪の家でも、今載っている屋根材と、下地がどこまで傷んでいるかで倍近く変わるからです。ただ「まったく分からない」では相談のしようがないと思うので、金沢で実際に出している金額の幅と、その幅が生まれる理由を書きます。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市で屋根と雨漏りの修理を10年やってきました。葺き替えは年に何件も手がけている工事です。
屋根材ごとの、材工の単価
まず新しく載せる屋根材の単価から。㎡あたりの材料費と施工費を合わせた金額です。
| 載せる屋根材 | ㎡単価の目安 | 金沢での向き不向き |
|---|---|---|
| ガルバリウム鋼板 | 6,000〜9,000円 | 軽くて雪に強い。金沢でいちばん多い選択 |
| 断熱材付き金属屋根 | 8,500〜12,000円 | 雨音と夏場の熱が気になる家向け |
| スレート | 5,500〜8,000円 | 安いが、金沢の凍結融解にはやや弱い |
| 防災瓦 | 10,000〜14,000円 | 重いが長寿命。下地と構造に余力がある家向け |
うちの瓦工事は㎡あたり10,000円、板金工事は㎡あたり5,000円で出しています。この数字だけ見ると瓦のほうが高く見えますが、葺き替え全体で見ると話が変わります。次でその理由を書きます。
金額の半分は、屋根材以外のところで決まる

葺き替えは、新しい屋根を載せる前にやることのほうが多い工事です。
既存屋根の撤去と処分。㎡あたり2,000〜4,000円。瓦は重いので処分費がかさみます。40坪ぶんの和瓦だと、それだけで3トン近くになります。古いスレートにアスベストが含まれている場合は、さらに費用と手続きが増えます。
野地板の張り替え。㎡あたり2,000〜3,500円。ここが読めない部分です。瓦をめくるまで、下の板がどうなっているか誰にも分かりません。全面張り替えになるか、部分補修で済むかで20万円以上変わります。
防水シート。㎡あたり800〜1,500円。屋根で本当に水を止めているのはこのシートです。ここでケチる意味はありません。
足場。15万〜22万円。屋根の勾配がきついと屋根足場が別途必要になって、さらに5万〜10万円乗ります。
棟と役物の板金。15万〜30万円。屋根の形が複雑なほど増えます。谷が2箇所ある家と、切妻の単純な家では手間がまったく違います。
白山市の現場で、開けてみたら下地が抜けていた
去年の秋、白山市のK様邸で瓦の葺き替えをしました。築45年の和瓦の家です。
見積もりの段階では、野地板は「一部張り替え」で見ていました。屋根の上から歩いた感触と、小屋裏から見上げた範囲では、そこまでひどくないと判断したからです。
瓦をめくったら、谷の下だけ野地板が完全に腐って抜けていました。おそらく10年以上、谷板金から少しずつ漏れていたはずです。天井にシミが出ていなかったので、K様は気づいていませんでした。
このときは、追加で野地板の張り替えと垂木の補強が入って、当初より18万円ほど増えました。事前に「開けたら増える可能性がある」とお伝えしてあったので、その場で判断していただけました。
葺き替えの見積もりは、開ける前と後で変わることがあります。変わる可能性のある項目と、その上限の目安を先に伝えてくれる業者を選んでください。「絶対に追加は出ません」と言い切る見積もりのほうが、私は心配です。
結局、総額でいくらか
金沢で延床30坪、屋根面積100㎡前後の二階建てを葺き替える場合の総額の目安です。
スレートからガルバリウムへの葺き替えで120万〜180万円。和瓦からガルバリウムへだと撤去処分費が乗るので160万〜240万円。瓦から瓦への葺き直しは180万〜280万円あたりに入ります。
下地の傷み具合で、この幅の中のどこに着地するかが決まります。カバー工法が選べる屋根なら、もっと抑えられます。工法ごとの比較は金沢の屋根リフォームのページで並べています。
金沢で屋根の葺き替えをお考えの方へ
まず屋根に上がって、小屋裏も見せていただきます。そのうえで、葺き替えが必要なのか、カバー工法で足りるのか、部分補修で当面持たせられるのかをお伝えします。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で対応しています。現地調査とお見積もりは無料です。
傷んだ箇所だけを直す部分補修については金沢の屋根修理・修繕のページをご覧ください。