公開日:
最終更新日:
エアコン・換気扇の水…雨漏りと間違えやすい室内の水トラブル|金沢
天井や壁ではなく、部屋の中で「なぜかここだけ濡れている」。
エアコンの下、換気扇のまわり、窓の内側—
そういう場所の水を見て、雨漏りだと思って電話をくださる方が金沢でも一年を通してそれなりにいらっしゃいます。
ところが現場に行ってみると、原因が屋根でも外壁でもなかった、というケースが実は少なくありません。
今日は「雨漏りかと思ったら違った」室内の水トラブルを、皆さんが順番に抱くであろう疑問に沿ってお話しします。
目次
そもそも、雨漏りと室内の水は何が違うの?

いちばん分かりやすい見分け方は「天気との関係」です。
雨漏りなら、雨が降ったとき・降ったあとに濡れて、晴れが続けば乾いて止まります。
逆に、カラッと晴れた日でも水が出る、むしろ暑い日や寒い日に濡れる、というなら雨とは別の原因を疑ったほうがいい。
現場でよく見るのは、この「天気と一致しない水」を雨漏りだと思い込んで、屋根ばかり気にしてしまっているパターンです。
エアコンの下が濡れるのは雨漏り?

これが室内トラブルの筆頭です。
エアコンは室内の湿気を水に変えて外へ捨てる仕組みなので、その水の通り道が詰まったりズレたりすると、行き場を失った水が室内機からポタポタ落ちます。
夏の冷房中に本体の左右や下から垂れてくるなら、まず疑うのはドレン(排水)側です。
私たちが対応した中でも印象に残っているのが、金沢市内の築15年ほどの戸建てでした。
「二階の壁づたいに水が伝ってくる、屋根から漏っているはずだ」とご相談を受けて伺ったのですが、水が出るのは決まって冷房を強めにかけた午後だけ。
屋根裏に上がっても野地板は乾いていて、雨のシミの痕もない。
よく見ると、壁掛けエアコンの背面から出る配管を包む断熱材が経年で痩せていて、冷えた配管に空気中の湿気が結露し、その水が壁の中を伝っていたんです。
屋根は何ともなかった。断熱材を巻き直して配管の勾配を直したら、それきり水は止まりました。
正直なところ、屋根を触っていたら費用も時間も無駄になっていたところでした。
換気扇まわりの水はどう考えればいい?
台所やお風呂、トイレの換気扇の下・まわりが濡れる場合も、雨と結露の両方があり得ます。
金沢では特に冬場、暖かく湿った室内の空気が冷たいダクトの中で結露して、その水が逆流して落ちてくることがあります。
一方で、換気扇は屋根や外壁を貫通して外につながっているので、その貫通部のシールが切れて本当に雨が入る「雨漏り」のこともある。
ここは見分けが要ります。
ざっくりですが、こんな整理の目安を持っておくと落ち着いて判断できます。
| 症状 | 疑う原因 |
|---|---|
| 晴れた冷房日・暖房日に濡れる | エアコン/ダクトの結露・排水 |
| 雨の日・雨のあとだけ濡れる | 屋根・外壁・貫通部からの雨漏り |
| 年中じわじわ濡れて水道代も高い | 給排水管の漏れ |
窓の内側がびっしょり。これも室内側の水?
冬の朝、窓ガラスやサッシの下枠に水がたまっているのは、ほぼ結露です。
金沢の冬は室内外の温度差が大きく、加湿もするので、これは家の防水の問題ではありません。
ただし厄介なのは、サッシまわりは結露と雨漏りが同居しやすい場所だということ。
結露だと思って放っておいたら、実は上枠の外側のコーキング切れから雨も入っていた、という二重の原因もあります。
窓下のシミがだんだん外側・上のほうへ広がっていくなら、結露だけと決めつけないほうがいいです。
自分で見分ける自信がないときは?
迷ったら、まず数日でいいので「いつ濡れたか」をメモしてみてください。日付と天気、その日にエアコンや暖房を使ったか。これだけで原因の当たりが驚くほど付きます。私たちが診断に伺うときも、最初に必ず伺うのがこの天気と使用状況です。
それでも分からない、あるいは屋根裏や外壁に濡れた痕が見えるなら、その時は無理に自分で結論を出さず見てもらってください。エアコンや配管が原因なら屋根工事は一切要りませんし、逆に本物の雨漏りを結露と思い込んで放置すると、木材が傷んで修理費がふくらみます。結局のところ、原因を正しく切り分けることが一番の節約になります。
ちなみに、原因がエアコンの排水や結露と分かれば室内側の応急対応は数千円から数万円程度で収まることが多く、本当の雨漏りだった場合でも、貫通部のコーキング補修なら三万円から十万円台のケースが多いです。まずは「どっちなのか」をはっきりさせる。そこから先はぐっと楽になります。
合わせて読んでおきたい記事
金沢での雨漏り修理の全体像はこちらでまとめています。
金沢で雨漏り修理をどこに頼む?業者選びで失敗しないための確認ポイント
もう少し掘り下げた話はこちらです。
天井のシミは雨漏り?結露・配管漏れとの見分け方
あわせてこちらも参考になります。
雨漏り診断では何をする?目視点検・散水試験・見積もりの流れ
金沢で雨漏りにお困りの方へ
「これは雨漏りだろうか」という段階のご相談で構いません。私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で雨漏りの点検から補修まで対応しています。まず現場を見て、原因と費用をはっきりお伝えします。