石川・金沢で屋根や壁・お家の修理なら

番所 健太

この記事を書いた人

番所 健太

屋根修理・雨漏り修理に携わり10年。現在金沢にある屋根・雨漏り修理業者、ホクリクルーフ代表取締役。雨漏り鑑定士の資格を保有。

公開日: 最終更新日:

NEWS

軒天のシミ・剥がれは雨漏りのサイン?金沢で見るべき3つの原因

軒天(のきてん)というのは、屋根が壁より外に出ている部分の、その裏側の天井のことです。外を歩いていて上を見上げたときに見える、白いベニヤやケイカル板の面。あそこです。

ここにシミが出た、ベニヤが波打ってきた、塗装が剥がれて中の板が見えている。金沢で雨漏りのご相談をいただくとき、最初に見つかるサインとして軒天はかなり上位に来ます。

ただ、軒天のシミは「軒天が壊れている」のではありません。軒天は水の出口であって、入口ではない。ここを取り違えると、板を張り替えただけで数年後にまた同じ場所が濡れます。

水がどこから来ているかで、三つに分かれる

軒天に出るシミの発生源は、大きく三つです。どれなのかは、シミの出ている位置と、雨の降り方でかなり絞り込めます。

一つ目|屋根の中を通ってきている水

屋根材の割れ、棟板金の浮き、谷板金の穴。屋根のどこかから入った水が、野地板と防水紙の間を伝って軒先まで流れ、行き止まりになった軒先で下に落ちる。これが軒天に出ます。

見分けの目安は、シミが軒天の壁側ではなく先端側(外側)に寄っていること。それと、屋根に上がると原因箇所が必ず見つかることです。

このタイプは、軒天だけ直しても意味がありません。屋根の入口を塞ぐのが本工事で、軒天の張り替えはそのあとの仕上げになります。

二つ目|雨樋からあふれた水

軒樋が落ち葉で詰まる、勾配が狂う、金具が緩んで垂れる。そうなると雨のたびに樋から水があふれ、軒先の裏側に回り込みます。

金沢では特に、冬の雪の重みで軒樋が下がったまま放置されているお宅が多い。春から夏にかけて軒天のシミが濃くなってきたら、まず樋を疑ってください。雨の日に外へ出て、樋のどこかから滝のようにこぼれていないか見るだけで判断できます。

三つ目|外壁を伝ってきた水、あるいは結露

軒天と外壁がぶつかる際(きわ)のシーリングが切れていると、そこから水が入ります。この場合、シミは壁側に沿って線状に出ます。

もうひとつ紛らわしいのが、小屋裏の湿気による結露です。断熱や換気のバランスが悪い家で、冬に軒天の裏側が結露して、それがシミに見えることがあります。雨とまったく関係のない日に濡れるなら、この可能性を考えます。

症状からの当たりの付け方

現場に伺う前に、電話でこのあたりを伺うようにしています。ご自身でも当たりが付けられるので、並べておきます。

軒天の症状 疑わしい発生源 確かめ方
先端側にシミ、雨のたびに濃くなる 屋根からの浸入 屋根に上がって板金と屋根材を点検
樋の真上あたりが集中して濡れる 雨樋のあふれ・詰まり 雨の日に樋のこぼれを目視
壁際に線状のシミ 外壁との際のシーリング切れ 際の目地を下から確認
雨と関係なく冬に濡れる 小屋裏の結露 換気口の有無と天井裏の状態を確認
ベニヤが茶色く波打って垂れる 長期の浸水で下地まで進行 垂木・鼻隠しまで含めた調査

最後の行だけは、様子を見ずに早めに連絡をいただきたい状態です。軒天のベニヤが垂れるまで濡れているということは、その裏の垂木や鼻隠しも相当な期間水を含んでいます。

そのままにしておくと、どこまで進むか

軒天は屋根の一番外側にあるので、住んでいる方の生活には直接ひびきません。雨が室内に落ちてくるわけでもない。だから何年も見送られやすい場所です。

ただ、軒天の裏には鼻隠しと垂木の先端があります。垂木は屋根を支えている構造材ですから、その先端が水を含み続けると、屋根の端が痩せて雨樋の吊り金具が効かなくなります。金具が抜ければ樋が垂れ、樋が垂れればまた水があふれて軒天が濡れる。悪循環に入ります。

もう一段進むと、軒先の野地板が腐ります。ここまで来ると屋根材をめくって下地から作り直す工事になるので、金額の桁がひとつ上がります。軒天のシミが出てから野地板まで届くのに、私の見てきた範囲だと早くて三年、遅ければ十年近くかかります。幅があるのは、水の量と乾く時間の差です。

判断の目安としてお伝えしているのは、シミが年々広がっているかどうかです。去年と同じ大きさで止まっているなら、過去に一度入った水の跡かもしれない。少しずつ外側に広がっているなら、今も水が来ています。スマートフォンで年に一度、同じ角度から撮っておくだけで比較できます。

直すときの範囲と費用の目安

軒天そのものの張り替えは、一面あたり数万円から。ケイカル板に張り替えて塗装まで含めても、範囲が限られていれば十万円前後で収まることが多いです。

問題は、その上流をどこまで直すかです。雨樋の部分交換なら十万円台、屋根の板金補修が絡めば十万円台から三十万円ほど、鼻隠しや垂木の腐りまで手を入れるとなると、足場を組む前提で三十万円を超えてきます。

私たちが対応した中では、金沢市大徳の築32年の平屋で、軒天の一面だけ黒く垂れていたお宅がありました。原因は軒樋の勾配狂いで、樋の吊り金具をやり替えて軒天を張り替え、合計で十六万円ほどでした。屋根本体は無傷でしたから、樋を放っておかなければ軒天も傷まずに済んだ工事です。

軒天は足場が要るかどうかで金額が倍近く変わります。外壁塗装や屋根の工事を予定しているなら、そのタイミングに合わせるのが賢い進め方だと思います。

合わせて読んでおきたい記事

業者選びの基準については、こちらに書いています。
金沢で雨漏り修理をどこに頼む?業者選びで失敗しないための確認ポイント

雨樋が原因のときの見方は、こちらをご覧ください。
雨樋の詰まり・破損は雨漏りの原因になる?金沢で多い事例と対策

樋のあふれについては、こちらで詳しく書いています。
雨樋から水があふれる原因は?詰まり・勾配不良・破損の見分け方

軒天の雨漏りを直した現場はこちらです。
【高岡市】軒天 雨漏り修理 S様邸

軒天の傷みを見つけたときのご相談先

軒天のシミは、屋根と雨樋のどちらから来ているかで工事の中身が変わります。金沢市と近郊で、どちらが原因かを見極めるところからご相談を承っています。塗装や屋根工事の予定があるなら、そのタイミングに合わせるご提案もできます。調査の中身については雨漏り診断のご案内をご覧いただくと分かりやすいと思います。

まずは1分で完了する見積もり依頼から!
なら最短当日に無料診断!
SERVICE

サービス一覧

お困りごとに合ったリンクをクリックしてください!

まずは1分で完了する見積もり依頼から!
なら最短当日に無料診断!
ACCESS

アクセス

〒920-0342
石川県金沢市畝田西1丁目52-2

営業時間/8:00~19:00
定休日/日曜、祝日、土曜午後

【主な対応地域】
石川県 金沢市 七尾市 小松市 輪島市 珠洲市 加賀市 羽咋市 かほく市 白山市 能美市 野々市市 川北町 津幡町 内灘町 志賀町 宝達志水町 中能登町 穴水町 能登町