石川・金沢で屋根や壁・お家の修理なら

番所 健太

この記事を書いた人

番所 健太

屋根修理・雨漏り修理に携わり10年。現在金沢にある屋根・雨漏り修理業者、ホクリクルーフ代表取締役。雨漏り鑑定士の資格を保有。

公開日: 最終更新日:

NEWS

マンション・ビルの雨漏りは戸建てと何が違う?金沢の対応と管理の話

マンションやビルの雨漏りで最初につまずくのは、「これは誰が直すのか」というところです。

戸建てなら、屋根でも外壁でもベランダでも、原因を突き止めて直せば話は終わります。

ところが集合住宅では、水の入り口が自分の部屋の持ち分なのか、建物みんなの持ち分なのかで、修理の責任も費用の出どころもまるっきり変わってきます。

金沢で私たちが呼ばれる現場でも、実際の工事より先に、この線引きで時間を取られることが本当に多いんです。

戸建てと集合住宅で、そもそも何が違うのか

戸建ての雨漏りは、言ってしまえば「自分の家の中で完結する話」です。

屋根の棟板金が飛べば自分で直す、それだけ。対してマンション・ビルは、一棟の中に何世帯もの持ち分と、共用部分が層になって重なっています。

屋上防水・外壁・共用の配管・バルコニーの床・・・このあたりは基本的に共用部(管理組合や建物オーナーの管理範囲)で、部屋の中の内装や専有配管は住んでいる方の範囲。

雨漏りの入り口が共用部か専有部かで、動く人がまったく別になります。

 

ここが戸建てとの一番大きな違いです。

 

もう一つ、構造も違います。

金沢の市街地に多い鉄筋コンクリートのマンションは、屋根瓦のズレではなく、屋上のシート・アスファルト防水の切れ目や、外壁のひび・目地シーリングの劣化から水が回るケースが中心。

 

上の階で漏れているように見えても、水は壁や梁の中を伝って斜め下・横に流れるので、見えているシミの真上が原因とは限りません。

ここも判断を難しくします。

どこを見て、共用部か専有部かを切り分けるか

皆さんがまず自分で確認できる判断軸を挙げておきます。

業者や管理会社に話すとき、この順で状況を伝えられると切り分けが一気に速くなります。

  • 漏れている場所が「外壁側」か「部屋の内側」か——窓上・天井の外壁寄り・バルコニー天井なら共用部由来を疑う。部屋の中央、キッチンや浴室の真下なら専有配管の可能性。
  • 雨が降ったときだけ出るのか、天気に関係なく出るのか——雨連動なら雨漏り、無関係なら給排水の漏水を先に疑う。
  • 最上階かどうか——最上階なら屋上防水、中間階なら上階のバルコニーや外壁目地が入り口のことが多い。
  • 同じ縦のラインで他の部屋も濡れていないか——複数階で出ているなら、ほぼ共用部の話。

正直なところ、この切り分けを住んでいる方だけで完結させるのは難しい。

ただ、当たりを付けてから管理組合や管理会社に連絡すると、「散水試験でどこを調べるべきか」の相談がスムーズになります。

金沢・築28年の分譲マンションでの切り分け

先日、金沢市内の築28年ほどの分譲マンション、上階のお宅から「窓の上の天井が茶色くにじんできた」とご相談をいただきました。

ご相談者の方は「うちの専有部だから自己負担だろう」と半ば諦めておられたんですが、現場を見ると、シミは外壁側の梁に沿って横に広がっている。

 

散水試験で外壁の目地シーリングに水をかけると、数十分で室内に同じにじみが再現されました。

 

つまり入り口は共用部の外壁側。

 

これは大事なところで、専有部の内装被害でも、原因が共用部にあれば修理費の負担者が変わります

管理組合の理事の方に散水の記録写真をお渡しし、共用部の外壁補修として話を進めてもらえました。

もし切り分けをせず、室内の天井だけ塗り直していたら、翌年の雨でまた同じ場所がにじんでいたはずです。

 

費用と、管理という戸建てにない論点

費用感も戸建てとは考え方が変わります。

外壁の目地シーリング打ち替えや部分補修は当社では3〜10万円台のケースが多いですが、マンションの外壁全体となると足場(仮設で15〜25万円が目安)が絡み、規模も一棟単位。

 

屋上防水のやり替えは面積次第で戸建てのベランダ防水(10〜30万円目安)とは桁が変わります。

だからこそ、集合住宅では「今すぐ直す応急」と「大規模修繕で計画的に直す」を分けて考える必要が出てきます。

見ている場所 疑う入り口 動く人
最上階の天井 屋上防水の劣化 管理組合・オーナー(共用部)
窓上・外壁寄りのシミ 外壁ひび・目地シーリング 共用部の補修
部屋中央・水回り直下 専有配管の漏水 居住者(専有部)

結局のところ、マンション・ビルの雨漏りは「直す前に切り分ける」が一番早道です。

 

金沢では特に、市街地の古い分譲マンションで外壁目地からの浸入が増える時期があります。

原因の入り口さえはっきりすれば、誰が負担してどう直すかは自然と決まっていきます。

私たちが対応した中でも、散水試験で入り口を一つに絞れた現場は、その後の管理組合との話も費用の話も、驚くほどこじれずに済んでいます。

合わせて読んでおきたい記事

金沢での雨漏り修理の全体像はこちらでまとめています。
金沢で雨漏り修理をするなら?原因・費用・業者選びをわかりやすく解説

この点はこちらで詳しく触れています。
金沢で雨漏りしやすい原因とは?屋根・外壁・ベランダ別に解説

判断に迷ったときはこちらもどうぞ。
雨漏り診断では何をする?目視点検・散水試験・見積もりの流れ

金沢で雨漏りにお困りの方へ

「これは雨漏りだろうか」という段階のご相談で構いません。

私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で雨漏りの点検から補修まで対応しています。

まず現場を見て、原因と費用をはっきりお伝えします。

まずは1分で完了する見積もり依頼から!
なら最短当日に無料診断!
SERVICE

サービス一覧

お困りごとに合ったリンクをクリックしてください!

まずは1分で完了する見積もり依頼から!
なら最短当日に無料診断!
ACCESS

アクセス

〒920-0342
石川県金沢市畝田西1丁目52-2

営業時間/8:00~19:00
定休日/日曜、祝日、土曜午後

【主な対応地域】
石川県 金沢市 七尾市 小松市 輪島市 珠洲市 加賀市 羽咋市 かほく市 白山市 能美市 野々市市 川北町 津幡町 内灘町 志賀町 宝達志水町 中能登町 穴水町 能登町