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番所 健太

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番所 健太

屋根修理・雨漏り修理に携わり10年。現在金沢にある屋根・雨漏り修理業者、ホクリクルーフ代表取締役。雨漏り鑑定士の資格を保有。

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冬に雨漏りしたらどうする?金沢で積雪期にできる応急処置と工事の時期

一月の夜、屋根に五十センチの雪が乗った状態で「天井から水が落ちてきた」と電話をいただく。金沢の屋根屋にとっては、毎年ある光景です。

このとき、正直にお伝えしなければならないことがあります。雪が屋根に乗っているあいだ、本工事はできません。屋根に上がれないからです。安全の問題であると同時に、雪の下の状態が確認できないという技術上の問題でもあります。

では冬に漏れたらどうするのか。しのぎ方と、工事の時期の考え方をお話しします。

まず、屋根には上がらないでください

一番先に申し上げます。自分で屋根の雪を下ろそうとしないでください。

雪の下の屋根がどうなっているかは見えません。凍った面の上に新雪が乗っていれば、足を置いた瞬間に滑ります。屋根から人が落ちる事故は、金沢でも毎年起きています。修理費より、はるかに高いものを失います。

雪下ろし棒を使って、地面から届く範囲の雪を落とすのは構いません。ただ、その場合も落ちてくる雪の下に立たないこと。屋根の雪は、想像よりずっと重いです。

室内側でできること

水が落ちている場所の対処は、雨漏りのときと基本は同じです。

バケツを置き、その中に雑巾やタオルを入れる。水が跳ねる音が減り、床への飛散も抑えられます。バケツのまわりには新聞紙かレジャーシートを敷いてください。

天井の石膏ボードが水を含んで膨らんでいるときは、触らないでください。垂れ下がってきたら、その真下に物を置かないようにする。落ちてくると危険です。

濡れている場所の近くに照明器具やコンセントがあるなら、その回路のブレーカーを落としてください。冬は暖房を使うので、電気の負荷が高い時期です。ここは慎重に。

そして、写真です。濡れている場所、水の量、屋根の状態が見える外観。雪が積もっている状態の写真も撮っておいてください。あとで火災保険を申請するときに、雪害であったことの証拠になります。

業者にできる冬の応急処置

連絡をいただいたら、まず状況を伺います。そのうえで、できることを段階的にやります。

屋根に上がれない場合でも、天井裏に入ることはできます。水がどこに落ちているかを確認して、その位置に受けを作る。ビニールシートを張って、水を一か所に集め、バケツやホースで導く。室内に落ちる量を減らせます。地味な処置ですが、これで数週間しのげることがあります。

軒先や低い位置に原因が見えていて、安全に届くなら、その場での部分処置を行うこともあります。ただし、凍結している状態ではシーリングもテープも接着しません。気温が低すぎると材料が本来の性能を出さないので、あくまで一時的なものになります。

雪下ろしについては、依頼があれば対応します。金沢では冬場、雪下ろしの依頼が集中するので、大雪のあとは順番待ちになることが多いのが実情です。

春まで待つ判断と、待たない判断

どこで線を引くかを、はっきりさせておきます。

春まで待っていいのは、水の量が少なく、天井裏で受けられていて、電気の心配がない場合です。バケツに一日でコップ数杯という程度なら、下地への負担は限定的です。三月まで様子を見て、雪が消えてから調査と工事に入ります。

待たないほうがいいのは、水の量が多い場合、電気の症状が出ている場合、それと天井が抜けそうな場合です。この場合は、雪下ろしをしてでも屋根に上がり、応急の処置を入れます。

判断の材料としてお伝えしているのは、一日あたりの水の量です。バケツが一日でいっぱいになるようなら、下地に相当な量が入っています。それが二か月続けば、野地板は確実に傷みます。この場合は、多少無理をしてでも冬のうちに手を打つ意味があります。

冬に相談するメリットもある

工事はできなくても、冬に連絡していただく意味はあります。

ひとつは、症状が出ているときの状態を見られることです。雪が消えてから見に行っても、そのときには水は止まっています。どこがどう濡れていたかを、実物で確認できるのは今しかない。天井裏に入って、雪が乗っている状態でどこに水が来ているかを見ておけば、春の調査で狙う場所が決まります。

もうひとつは、春の予約が取りやすいことです。金沢では、雪が消える三月から四月にかけて、屋根の相談が一気に集中します。この時期に電話をいただいても、実際に伺えるのが五月ということが起こります。冬のうちに連絡をいただいていれば、雪が消えたらすぐ動く段取りが組めます。

金沢市末町のお客様で、一月に「二階の天井が濡れている」とご連絡をいただいた現場があります。山側で積雪が深く、屋根には一メートル近く乗っていました。

このときは、天井裏に入って水の落ちている位置を確認し、ビニールで受けを作って、下の部屋に落ちないようにしました。同時に、水の来ている位置から屋根のどのあたりが原因かの見当を付けました。工事は雪が消えた四月上旬に入り、谷板金の交換と周辺の瓦の葺き直しで、足場込みの三十一万円でした。

一月から四月まで三か月ありましたが、天井裏で受けていたので、室内側の被害は最小限で済みました。私たちが対応した中では、冬の相談としてはうまく運んだほうだと思います。

結局のところ、冬の雨漏りは「止める」のではなく「進ませない」のが目標です。雪が消えるまでの数か月をどうしのぐか。そこだけ相談していただければ、あとは春に落ち着いて直せます。

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冬の雨漏りのご相談

雪が乗っているあいだは、進ませないことが目標になります。金沢市と近郊で、天井裏での受けを作る応急対応をお受けしています。冬のうちにご連絡いただければ、雪が消えたらすぐ動ける段取りを組んでおきます。調査方法の詳細は金沢の雨漏り修理のご相談窓口に載せていますので、よろしければどうぞ。

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