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雨樋から水があふれる原因は?詰まり・勾配不良・破損の見分け方

「雨の日に雨樋から水があふれてるんですけど、どこから直したらいいですか?」――こうしたご相談を毎月のように受けます。雨樋から水があふれる原因は、見た目は同じでも、大きく3つに分かれて、対処方法が全然違うんです。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市を拠点に屋根・雨樋まわりの修理を本職にしています。屋根と雨漏りの修理で10年、現場で雨樋トラブルを数えきれないほど見てきた立場から、原因の見分け方をお話しします。
目次
雨樋から水があふれる原因は、3パターンに分かれる
原因は大きく次の3つに分かれます。
| 原因 | あふれ方の特徴 | 対処 |
|---|---|---|
| 詰まり | 樋の途中・縦樋の入り口で局所的にあふれる | 掃除で大半解決 |
| 勾配不良 | 樋の途中で「水たまり」になっている、ちょろちょろあふれる | 金具の調整/樋の付け直し |
| 破損 | 継ぎ目・割れから水が漏れる、樋本体が歪んでいる | 部分交換/全交換 |
それぞれを順に見ていきます。
原因①:詰まり
一番多いのが、雨樋の詰まりです。落ち葉・苔・砂・屋根材の破片が樋の中で固まり、水の通り道をふさいでしまいます。
詰まりの見分け方は明確で、樋の特定の場所でだけ水があふれている場合は、そこが詰まりポイントです。樋全体ではなく、ある1か所が滝のようになっていたら、ほぼ詰まりです。縦樋(屋根から地面に下りる縦の樋)の入り口で詰まることが特に多いです。
近くに大きな木があるお宅、植木の手入れをしているお宅、築20年以上で屋根材の塗膜が剥がれてきているお宅は、年1回の掃除を入れるだけで詰まりの大半が防げます。
原因②:勾配不良

つぎが、勾配不良です。雨樋は水が自然に流れるようにわずかな傾斜(勾配)をつけて取り付けてあります。経年で支持金具がゆるんだり、雪の重みで樋が下がったりすると、この勾配が崩れます。
勾配不良の見分け方は、雨が降っている最中の樋の様子を見ることです。樋の途中で水が止まって、ちょろちょろと両側にあふれているなら、ほぼ勾配不良です。詰まりと違って、特定の1点ではなく、樋の中の何か所かで同時にあふれます。
築15年を超えたお宅で、特に金沢のように積雪のあるエリアでは、勾配の狂いはほぼ全戸に発生します。掃除では直らないので、支持金具の調整か、樋の付け直しが必要です。
原因③:破損
3つめは、雨樋本体の破損です。樋に割れ・穴・歪みがあると、そこから水が漏れます。雪の重みで樋が下がる、屋根からの落雪が直撃する、強風で物が当たる、経年劣化でひびが入る――金沢では雪関連の破損が一番多いです。
破損の見分け方は、雨樋本体に明らかな変形・割れがあるかを地上から目視で確認することです。「樋が傾いている」「軒下から樋が外れて垂れ下がっている」というレベルなら、誰でも分かります。微細な割れの場合は、雨が降っているときに、継ぎ目から水がしたたっているかを見ます。
破損の場合は、部分修理(樋の継ぎ目交換、1スパンだけ交換)か、全体的に劣化が進んでいれば全交換になります。雪害関連の破損については、こちらに詳しくまとめています。
雪で雨樋が壊れたらどうする?金沢で多い歪み・外れ・破損の修理方法
ご自身で地上からできる確認、3つのチェック

業者を呼ぶ前に、地上からできる確認です。脚立や屋根に上る必要はありません。
- 雨の日、家を一周してどこで水があふれているかを見る(特定の1点か、複数か)
- 樋本体に歪み・傾き・継ぎ目のずれがないか、地上から目視確認する
- 樋から外壁を伝って茶色い水のしずく跡が残っていないか確認する
この3つのチェックの結果を写真とメモで残しておいて、業者に伝えてもらえると、原因の絞り込みがぐっと早くなります。
原因がはっきりすると、必要な工事が見えてくる
雨樋の不具合は、原因が分かれば対処はそれほど大がかりにはなりません。掃除なら数千円〜1万円台、勾配調整や継ぎ目補修なら3万〜10万円台、樋の部分交換が10万〜30万円台、全交換でも30〜60万円程度が目安です。
ただ、雨樋の不具合を放置すると、外壁を伝う水量が増えて雨漏りの引き金になります。これは別の記事で詳しく書いています。
雨樋の詰まり・破損は雨漏りの原因になる?金沢で多い事例と対策
雨樋修理の費用と業者選びは、こちらにまとめています。
金沢で雨樋修理を頼むなら?費用相場・部分修理・交換の判断基準
金沢で雨樋から水があふれていたら
雨樋から水があふれているのを見つけたら、まず「3パターンのどれに近いか」を雨の日に観察してください。それを写真とメモで業者に渡せば、見積もりまでがスムーズです。
私たちおうち修理の窓口では、金沢市と近郊で雨樋の点検・掃除・修理を行っています。「あふれてるんだけど、原因が分からない」というレベルのご相談で構いません。現地で原因を絞り込んだうえで、必要な工事範囲をお伝えします。