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金沢の外壁塗り替えは何年目が適期?北陸の日射と雪で決まるタイミング
外壁の塗り替えは「10年に一度」とよく言われます。金沢で家を見て回っている立場から言うと、この数字はあまり当てになりません。

同じ築年数、同じ塗料でも、家の建っている場所と向きで塗り替えの時期は3年も4年も変わります。北陸は特にその差が大きい土地です。
私たちおうち修理の窓口は金沢市を拠点に屋根と外壁の修理を本職にしています。この記事では、年数で決めるのではなく家の状態で見極める方法をお話しします。
北陸の外壁は、面によって傷む速さが違う
金沢の家を見ていて毎回思うのが、西面と南面の差です。
冬の北陸は、西から北西の風に雪と雨が乗って横殴りで当たります。西面と北面の外壁は、この水を毎年何十日も浴びることになります。一方で南面は、夏の紫外線でやられます。
つまり傷むきっかけが面ごとに違うので、進み方も揃いません。私の感覚では、金沢の家は西面が2〜3年先行して傷みます。
塗装業者さんの下見で「そろそろですね」と言われたとき、どの面を見て言っているのかを聞いてみてください。玄関側の一面だけ見て判断していることが、けっこうあります。
築年数より、この4つを触って確かめてください
実際に私が現地で確かめているのは、次の順番です。どれも脚立なしで、地面から手の届く範囲で確認できます。
ひとつめはチョーキング。外壁を手のひらでこすって、白い粉が付くかどうかです。粉が付く状態は、塗膜の樹脂が紫外線で分解されて顔料がむき出しになっているということです。ここから急に進みます。
ふたつめは目地の状態。サイディングの継ぎ目に入っているコーキングを指で押します。弾力がなく、カチカチになっていたり、痩せて隙間ができていたら、そこはもう水の通り道です。
みっつめは水の吸い方。雨上がりに外壁を見て、濡れた色がなかなか引かない面があれば、そこは塗膜が水を弾けなくなっています。金沢だと11月から3月は毎週のように確認できます。
よっつめは苔と藻。北面の下のほうが緑がかっていたら、水が乾かない時間が長くなっている証拠です。見た目の問題だけではなく、外壁材そのものが常に湿っているということになります。
年数の目安は、あくまで目安として

そのうえで、金沢でよく見る目安を書いておきます。
| 塗料の種類 | 金沢での実感 | メーカー表示 |
|---|---|---|
| アクリル系 | 5〜6年 | 5〜8年 |
| ウレタン系 | 7〜9年 | 8〜10年 |
| シリコン系 | 11〜13年 | 12〜15年 |
| フッ素系 | 14〜17年 | 15〜20年 |
メーカーの表示より1〜2年短く見ています。理由は単純で、表示は全国平均の環境を前提にしているからです。年間降水量が2,400mmを超えて、冬に雪が当たる金沢は、平均よりだいぶ厳しい条件です。
新築時に何を塗ったか分からない家も多いのですが、その場合は築年数で見当をつけます。分譲住宅ならアクリルかウレタンのことが多く、注文住宅ならシリコン以上が入っていることが多いです。
早すぎる塗り替えを勧められたら
これは正直に書いておきたいのですが、まだ塗らなくていい家に塗り替えを勧める業者もいます。
去年の春、金沢市のK様から「訪問業者に、外壁がもう限界だと言われた」とご相談をいただきました。築9年の分譲住宅です。
見に行くと、チョーキングは出始めていましたが、目地はまだ弾力がありましたし、水の吸い方も問題ありませんでした。西面だけ少し色が褪せている程度です。
K様には「あと3年は待って大丈夫です。3年後にもう一度見せてください」とお伝えして帰りました。その場では一円にもなりませんが、そのほうが正しい判断でした。
急かされて決める工事ではありません。「今月中なら足場代無料」のような話が出てきたら、いったん持ち帰って別の業者にも見せてください。
金沢で外壁の塗り替え時期を迷っている方へ
「まだ早い気もするし、遅い気もする」という段階のご相談で構いません。
私たちおうち修理の窓口では、金沢市と近郊で外壁の点検を無料で行っています。面ごとに状態を見て、あと何年もちそうかをお伝えします。
今すぐ塗る必要がなければ、そう申し上げます。工事の内容と単価は金沢の外壁塗装のページにまとめています。