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【2026年最新版】金沢市の屋根修理で使える助成金・補助金は?屋根屋が2026年度の制度を正直に整理します
「金沢市 屋根修理 助成金」で検索してこの記事にたどり着いた皆さんに、屋根と雨漏りの修理で10年、金沢の現場に立ってきた立場から、まず正直なところをお伝えします。

金沢市には「屋根修理そのものに出る助成金」という、わかりやすい制度は基本的にありません。
ここで諦めて画面を閉じる方も多いのですが、それはもったいない話です。
屋根の工事が他の目的の補助制度に「該当する」形で対象になるケースは、金沢ではいくつも道があるからです。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市を拠点に屋根・板金・雨漏りの修理を本職にしています。
お客様から「助成金は使えないの?」と聞かれることは本当に多く、その都度、市の窓口の制度と照らし合わせてご案内してきました。
この記事では、2026年7月時点で金沢市・石川県・国にある制度のうち、屋根の工事が絡みうるものを、屋根屋の目線で整理します。
金額や条件は年度で変わるので、最後に必ず確認してほしいこともあわせてお話しします。
目次
- 1 先に全体像:屋根が「対象になりうる」5つの道
- 2 ① 旧耐震の木造なら本命:耐震改修の補助(屋根の軽量化)
- 3 ② り災証明があるなら:能登半島地震の被災住宅の応急修理
- 4 ③ 東山・主計町などの区域なら:景観・伝統的建造物の修理補助
- 5 ④ 空き家を直して住む・活かすなら:空き家活用のリフォーム補助
- 6 ⑤ 屋根・天井の断熱をするなら:国の省エネ改修の補助
- 7 助成金より現実的なことも多い「火災保険」という道
- 8 屋根屋として正直に言う、助成金の3つの落とし穴
- 9 金沢で助成金を使って屋根を直したい方へ
- 10 最後に(この記事の内容について)
- 11 合わせて読んでおきたい記事
- 12 金沢で屋根修理と助成金の両方を相談したい方へ
先に全体像:屋根が「対象になりうる」5つの道

結論から言うと、金沢で屋根の工事にお金の支援が絡む可能性があるのは、次の5系統です。
どれも「屋根修理助成金」という名前ではなく、耐震・災害・景観・空き家・省エネという別の目的の制度の中に、屋根工事が入り込む形になります。まずは自分の家がどれに当てはまりそうか、この表で当たりをつけてください。
| 制度の系統 | 屋根がどう対象になるか | 金額の目安(2026年時点) | 主な条件・窓口 |
|---|---|---|---|
| ① 耐震改修の補助 | 重い瓦屋根を軽くする工事を耐震改修に組み込む | 耐震改修工事 上限280万円 | 1981年5月以前の木造/建築指導課 |
| ② 能登地震の応急修理 | 被災した屋根の応急的な修理そのもの | 半壊以上706,000円・準半壊343,000円 | り災証明が必要/住宅政策課 |
| ③ 景観・伝統的建造物 | まちなみに調和した瓦屋根の修景・葺き替え | 外観修景 上限200〜300万円×約7割ほか | 東山・主計町など区域限定/歴史都市推進課ほか |
| ④ 空き家の活用 | 空き家再生リフォームの一部として | 基本50万円(費用の1/2)+加算 | 空き家バンク登録物件など/住宅政策課 |
| ⑤ 国の省エネ改修 | 屋根・天井の断熱改修 | 年度の国制度による(要確認) | 断熱性能の向上が要件 |
ここからは、それぞれを現場の感覚を交えて掘り下げます。
ご自宅に近い項目から読んでいただいて構いません。
① 旧耐震の木造なら本命:耐震改修の補助(屋根の軽量化)

金沢で屋根の工事にいちばん現実的に補助が絡むのが、この耐震改修です。
金沢市には「既存建築物耐震改修工事費等補助金」という制度があり、対象は昭和56年(1981年)5月31日以前に建てられた木造住宅、いわゆる旧耐震基準の家です。
金沢の戸建てで築40年を超えているお宅は、まずここに当てはまるか確認する価値があります。
流れとしては、耐震診断で家の強さ(評点)を調べ、その結果をもとに耐震設計をし、改修工事をする、という三段階です。
金沢市の要綱では、木造の耐震診断はその他の住宅で費用の3分の2・上限13万円まで、高齢者等の住宅なら4分の3・上限15万円までが補助されます。
そして肝心の耐震改修工事は、一戸建てで費用の額以内、上限280万円までとされています。
能登半島地震のあと、県と市の補助はこの数年で段階的に手厚くなってきました。
では屋根はどう絡むのか。
ここは大事なところで、要綱に「屋根の葺き替え」と名指しで書いてあるわけではありません。
ポイントは、重い和瓦の屋根を軽い金属屋根などに替えると、建物の頭が軽くなって地震のときの揺れが小さくなり、耐震診断の評点が上がるという点です。
つまり屋根の軽量化を、評点を1.0以上に引き上げる耐震改修工事の一部として組み込むと、その工事費が補助の対象に入ってくる、という理屈です。
逆に言えば、耐震設計と診断を伴わない「ただの屋根葺き替え」単体では、この補助は使えません。
使えるかどうかの最終判断は、必ず金沢市の建築指導課(076-220-2326)に図面と診断結果を持って相談してください。

私たちが対応した中では、市街地寄りの築45年ほどの和瓦のお宅で、雨漏りをきっかけに耐震診断を受けたところ評点が低く出て、屋根を軽い材に替える改修とあわせて補助を活用できたケースがありました。
屋根を直したいという入口から、結果的に家全体の地震への備えまで進んだ形です。旧耐震の瓦屋根で雨漏りやズレが出ている方は、屋根単体で考える前に、耐震診断とセットで考えると選択肢が広がります。
② り災証明があるなら:能登半島地震の被災住宅の応急修理

令和6年(2024年)1月の能登半島地震で、金沢市内でも屋根に被害を受けたお宅は少なくありません。
棟瓦が落ちた、瓦がずれてブルーシートをかけたまま、というご相談を私たちも数多くいただきました。
こうした被災した住宅には、災害救助法にもとづく応急修理制度があり、屋根はまさにその対象に含まれます。
この制度は、り災証明で「半壊」「準半壊」などと判定された世帯が対象で、日常生活に必要な最小限の部分・・・・屋根や居室、台所などを応急的に直す費用を市が負担します。
金額の目安は、半壊以上で1世帯あたり706,000円以内、準半壊で343,000円以内。
特徴的なのは、費用が市から修理業者へ直接支払われる仕組みで、被災された方がいったん全額立て替える必要がない点です。
ただし、この制度には気をつけたい点が二つあります。
ひとつは、原則として着工前の申請が必要で、直してしまってからでは対象にならない場合があること。
急いで直す場合でも、施工前・施工中・施工後の写真を必ず残してください。写真がないと補助の対象から外れることがあります。
もうひとつは、地震から時間が経つにつれ、応急修理や被災者支援の受付には期限が設けられていくことです。
制度そのものが縮小・終了に向かう段階に入っている可能性があるので、対象になりそうな方は早めに金沢市住宅政策課(076-220-2553)へ確認してください。
③ 東山・主計町などの区域なら:景観・伝統的建造物の修理補助

金沢ならではの道が、まちなみの景観を守るための補助です。
金沢市には、伝統的な外観を残すための「こまちなみ保存修景事業」があり、対象区域では瓦屋根の修理や葺き替えを含む外観の工事に補助が出ます。
昭和25年以前の建築物なら、外観修景で上限300万円まで費用の約7割、その他の建築物でも外観修景で上限200万円まで約7割、といった水準です。
さらに、東山ひがし・主計町・卯辰山麓・寺町台という四つの重要伝統的建造物群保存地区では、町家の外観・構造の修復に最大で8割ほどの補助がつくため、格子や瓦屋根を当時の姿に近い形で葺き替えやすくなっています。
正直なところ、補助率だけ見れば金沢の制度の中でもっとも手厚い部類です。
ただし、これらはあくまで指定された区域の中の建物に限られる制度です。
ご自宅が対象区域かどうか、どこまでの工事が対象かは、金沢市の歴史都市推進課(076-220-2208)や景観政策課で確認が必要になります。
区域内の和瓦のお宅で「そろそろ屋根を」とお考えなら、一度この制度を調べる価値は十分あります。
④ 空き家を直して住む・活かすなら:空き家活用のリフォーム補助

実家が空き家になっている、中古の戸建てを買って住みたい、という方に関わってくるのが空き家活用の補助です。
金沢市では、かなざわ空き家活用バンクに登録された空き家を購入して自分の住まいにする場合などに、リフォーム費の一部を補助するメニューがいくつも用意されています。
基本額は50万円(リフォーム費の2分の1)で、45歳未満の場合などに加算がつく形が代表的です。
これは内部のリフォームが中心の制度なので、屋根が単独で大きく対象になるわけではありませんが、空き家を再生する工事の一部として屋根の手当てを組み込める場合があります。
金沢では特に、東山や諸江といった市街地の古い和瓦の家が空き家として残っているケースが多く、瓦のズレや漆喰の傷みを直しながら住み継ぐ、という相談も増えています。
対象になるメニューや条件は住宅政策課で確認してください。
⑤ 屋根・天井の断熱をするなら:国の省エネ改修の補助

もうひとつ、国の制度に目を向ける道があります。
屋根や天井の断熱改修は、国の省エネ改修の補助の対象になりうる工事です。
年度によって「子育て世帯向け」などの名前で住宅の省エネ改修を後押しする制度が用意され、窓の断熱とあわせて屋根・天井の断熱が対象になることがあります。
ただし、ここははっきりさせておきます。
対象になるのは断熱性能を上げる工事であって、雨漏りを止めるための補修や、傷んだ屋根をただ葺き替えるだけの工事は含まれません。
あくまで断熱がセットになっていることが条件です。
国の省エネ関連の制度は年度ごとに内容も予算の枠も変わり、早い時期に受付が終わることも多いので、屋根の断熱を考えている方はその年度の最新情報を必ず確認してください。
助成金より現実的なことも多い「火災保険」という道

助成金の話をすると必ずお伝えしているのが、火災保険です。
これは公的な助成金ではありませんが、屋根の修理費を実質的に賄えることがある、という意味で見逃せません。
金沢では特に、冬の強風で棟板金が飛んだ、雪の重みや落雪で屋根や雨樋が壊れた、といった被害が毎年のように起きます。
こうした風災・雪害・雹害による屋根の壊れは、加入している火災保険の補償対象になっているケースが多いのです。
経年劣化そのものは対象外ですが、「いつの、どんな自然災害で壊れたか」がはっきりしている被害なら、一度保険証券を確認する価値があります。
助成金と火災保険は財源がまったく違うので、考え方を分けて、使えるものを組み合わせるのが結局のところ一番の早道です。
屋根屋として正直に言う、助成金の3つの落とし穴
ここまで制度を並べてきましたが、現場でお客様がつまずくのはいつも同じ三か所です。
ここだけは先に知っておいてください。
- 着工前の申請が原則。耐震も応急修理も、直してから「補助を」と言っても間に合わないことがほとんどです。工事の前に窓口へ行くのが鉄則で、そのぶん日程には余裕が要ります。
- 書類と写真が命。見積書の書き方、図面、施工前後の写真がそろっていないと、対象の工事でも通らないことがあります。どの角度の写真を残すかは、経験のある業者ほど心得ています。
- 「助成金で実質無料になります」と言って回る訪問業者に注意。これは金沢でも相談が絶えない点検商法と地続きです。制度で全額まかなえるケースはまれで、うまい話には裏があると思って構えてください。
金沢で助成金を使って屋根を直したい方へ
私たちおうち修理の窓口では、金沢市と近郊で、こうした制度を見据えた屋根の点検・診断からお手伝いしています。
具体的には、屋根の状態を写真と図面で記録し、耐震診断と組み合わせられそうか、応急修理や景観の制度に当てはまりそうかを一緒に整理して、申請に必要な見積書類をそろえるところまでをお手伝いします。
正直にお伝えすると、補助が使えるかどうかの最終判断は、あくまで金沢市の各窓口が決めることで、私たち業者が「必ず出ます」と保証することはできません。
だからこそ、煽らず、使える可能性のある道を全部お見せして、あとはお客様と市の窓口で確かめてもらう。
それがいちばん誠実なやり方だと思っています。
「うちは対象になるだろうか」という段階のご相談で構いません。
最後に(この記事の内容について)
ここで紹介した制度名・金額・条件・受付状況は、2026年7月時点で私たちが確認した内容です。
助成金や補助金は年度ごとに予算の枠や金額、対象条件が変わり、受付が途中で締め切られることもあります。
実際に申請を考える際は、この記事を入口にしつつ、必ず金沢市の公式ホームページと担当窓口で最新の情報を確かめてください。
金沢で屋根のことと助成金の両方を一度に相談したい方は、私たちにも気軽に声をかけていただければと思います。
合わせて読んでおきたい記事
金沢での屋根修理の全体像はこちらでまとめています。
金沢で屋根修理を頼むなら?費用・工法・業者選びまで屋根屋が正直に話します
費用の目安はこちらで詳しく触れています。
屋根修理の費用相場はいくら?部分修理・板金補修・瓦修理の目安
業者選びで迷ったときはこちらもどうぞ。
金沢で屋根修理業者を選ぶなら?悪質業者を避けるためのチェックポイント
火災保険が使えるケースはこちらで解説しています。
雨漏り修理は火災保険が使える?金沢で確認すべきケースと注意点
金沢で屋根修理と助成金の両方を相談したい方へ
「うちは対象になるだろうか」という段階のご相談で構いません。
私たちおうち修理の窓口は、金沢市と近郊で、制度を見据えた屋根の点検・診断から申請に必要な見積書類の準備までお手伝いしています。
まず現場を見て、使える可能性のある道を正直にお伝えします。